HDDの完全消去ソフトとして有名な Darik's Boot and Nuke (通称:DBAN)であるが、以前と状況が変わってきている。
dban 2.2.8 が 2013/11/22 リリースされて以降メンテナンスはされていない。
日本語版sourceforgeのdbanプロジェクトページ
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_dban/
本家sourceforgeのdbanプロジェクトページ
http://sourceforge.net/projects/dban/
その本家からリンクされているDBANのページが…
http://www.dban.org/
あれ?ページ全体が何か赤いぞ?こんなのだったっけ?
downloadのリンクをクリックするとDBANとblanccoの比較とともにblanccoの体験版ダウンロードも出来るようになっている。blanccoは有償のHDD消去ソフトメーカーなのだが、どうやらDBANの商標はblanccoのものになっているようなのだ。HPの一番下を見るとこんな事が書いてある。
『DBAN trademark is owned by blannco』
DBANの商標はblanccoが所有しています、と。
あれ?オープンソースだよね?
まぁ、2.2.8までは今まで通り無償で公開されているわけで、今までの使い方に制限が出るわけでもなさそうだが、なんだか感じが良くないよなぁ…。
ただ、HDD削除に関して言えば、本格的に消去証明書等が必要な場合はblanccoクラスが必要になるかもだが、国家機密的なものや企業の機密情報でない限りはDBANで十分でないかと思う。